足の痛み:外脛骨障害

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足の痛み:外脛骨障害

外脛骨障害って知ってますか?
あまり聞いたことのない疾患ですね。

ちまたではよく”成長痛”なんて呼ばれるものもあります。
◆それは何?

足の内側のくるぶしの少し下、足の指方向に向かって斜めに位置するところの、大きな骨の盛り上がったところにおこる痛みを総称してこう言います。
詳しくは、舟状骨という骨に隣接する、副骨と呼ばれる外脛骨が色々な理由で痛みを起こすものです。有痛性外脛骨と呼ばれるものもその疾患の一つです。

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◆どんな事で起こるの?
急激な動きの繰り返しや、運動のしすぎ、また外傷などでも起こってきます。
スポーツ活動が盛んな年代に多く発症します。

内くるぶしとの軋轢の関係で痛みが出る場合は隆起の少し上側に押さえた時の痛みが出ますし、靴との摩擦によって起こるものでは隆起の中央あたりに出てきます。
後脛骨筋付着部炎と呼ばれるものもあり、脛骨の後ろ奥から起こって舟状骨の下を通る筋肉である後頸骨筋が過度に使われた場合は隆起の下の方に痛みが起こります。これは爪先立ちや蹴り出しの時に痛みが起こりやすくなります。

外脛骨はレントゲンでは、舟状骨と呼ばれる骨の内側に溝が入って写ることもありますが
これは骨折ではなく、また関節の働きもしていません。
副骨といい、約15%の人に見られます。
扁平骨の人に多く、走るたびにこの筋肉の付着部がたくさん活動させられてしまいますので
痛みが起これば有痛性外脛骨障害として取り扱うことになります。

◆どうすればいいの?

足底板が有効です。
足底板だけで不安定であれば伸縮性のテーピングでサポートするのも手ですね。
ポイントは足の裏のアーチを保持する事と、
後ろから見たときにアキレス腱がまっすぐになることです。

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ベッドに下向きで寝て、足をフリーにした時に上記のような曲がり方をしていれば
下記のようにまっすぐになるように調整をします。

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当院では
この痛みは成長期の扁平足気味の方々が多く訪れます

来院頂いたとある中学1年生の男子の例。
私学に通っていますから電車やバスを乗り継ぎ登校しています。
距離は重い荷物を抱えての登校と、
体育でのマラソンの練習などが重なっていました。
これだけでもかなりの負担ですね。

◆治療は
患部の痛みを抑える
患部を取り巻く筋肉や靭帯の硬さを取る
アンバランスになっている関節の調整
テーピングで補正

家で出来るセルフケアやテーピングを指導し
毎日実行してもらいました。
経過は良好、
特に親御さんが毎日足のテーピングを行ってくれたのが功を奏し
思ったよりも早期に回復してくれたので安心しました。

痛みを起こしているのが周辺の組織の影響であることが多いので
その症状に適したセルフケアは毎日自身で実行してくれる事が
結果痛みを早く取ることに繋がります。

◆気をつけることは?

この疾患は
痛みを起こしている一箇所だけの問題ではなく
背骨を中心とした左右のバランスの不具合も微妙に絡んでいます。
左右均等な動きを心掛け、なおかつ患部を取り巻く筋肉や関節の柔軟性を維持させることが大切なのです。
ですから
足の疲労をその日のうちにリセットすることや、痛みを起こし始めたら運動をセーブし テーピングで補正したりと早め早めの対処が必要です。
対処が遅れると治癒期間が延びてしまいますからお気をつけください。

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